猪名川天文台観望会
 リポート:森部

2003年4月26日(土)兵庫県猪名川町にある猪名川天文台において、観望会を実施しました。
大野山へ到着したのは、21時30分頃。先に到着しているメンバーは天文台の50cmで観望している模様。
駐車場にも車が何台も停車している状態で、キャンパーがすごく多いようです。肝心のお天気は快晴で透明度もまずまず。北斗のマスに星がひとつ見えたので、最微光星は5.2等級といったところです。6つ見えれば、6.5等級まで見えていることになります。
しばらく系外などを見ていなかったので、春の系外めぐりをしようかと次々に23.5cmで見る。
 まずは、南天のM104。大阪の街明かりがひどくバックの白けた背景にかすみつつも、形は写真のとおりはっきり見えています。残念ながら暗黒帯までは、確認できず。もっと南に低い天体も見たかったのですが、これでは無理とあきらめ。
 続いてM51。親の腕までよく見えています。
 反対側のM101。これは、おおきくぼんやりとしていますが、しばらく眺めると、目がなれてきてまだらになっているのがわかります。でも、うずまき状には残念ながら見えません。
 M81+M82。これを見ていると、前川さんがミードのUW14mmと国際光器の30mmを持ってきてくれて、使ってみました。倍率がかなり上がるので、薄れてしまうのでは?と思ったのですが、M82の中心部の入り乱れている様子なども確認できます。暗いながらも写真で見たとおりだ・・・と感じました。
 気をよくして、M97ふくろう星雲。
これも倍率を上げると、意外と薄れません。ふくろうの目玉まではわかりませんが、一様でなくムラがあるのがはっきりとわかります。フィルターなしでもここまで見えます。
 さらにNGC4565エッジオン。ひょろ〜と長く中心部だけがプクっと膨らんでいるのがわかりますが暗黒帯はまったくわからず。うーん、残念。
 M64黒目星雲。これも倍率を上げても意外と薄れず、中心核付近は輝きその付近に暗黒帯があるのが、なんとなくわかります。前川さんと同じ位置に確認しましたので間違いないと思います。

最近入会された藤本さんは、話題の高橋製TOA130を持参されていました。ものすごく太い鏡筒。15cmと同じ筒かと思ったのですが、さすがに15cmと全く同じではなく少し小さいそうです。で、さっそく木星を拝見。西の空に低くなっていて気流もいまいちだったのですが、衛星の影も赤道帯がムラムラと乱れている様子、フェストーンがいくつもたなびいている様子などが伺えました。さすがに鋭い星像です。もう少し時間が遅くなれば、アンタレスの伴星を見せても
らおう。

一方広瀬さんは、最近入手された20cmドブソニアンを使って手動導入に初挑戦?M104をすんなり導入され素質十分!続いてM51に挑戦。これも手こずらずに導入。ファインダーにテルラドを使用されているので、低倍率で覗けば以外と早く視野に入るようです。

さて自分のシュミカセに戻って、いろいろとまた眺めてみました。
 NGC4565,NGC2309,M95,M96,M105,M106,M109・・・。倍率を上げても以外と薄れることなく、微細な部分も確認できます。系外を見るとき、私は今まで最低倍率のアイピースだけで見ていましたが、かなり損をしていたことを知りました。
そこで、M3やM13も倍率を上げてみることに・・・。55倍ですでに分解していますが、ラジアン12mmをつけて195倍で見ると、ぎっしりと詰まった中心部まで分解。そして周辺部にはヒトデのように伸びるスターチェーンが何本も確認できました。M3は以外と大きいですね。M13にそんなに見劣りしません。豊中では、23.5cmを使っても微かな存在でしかありませんが、5等星が見える空では、これほどに見え方が変わるのか!というほど劇的に違います。この球状星団の眺めを小学校の観望会の時に見せることができたらどんなに喜んでもらえるだろうか。
篠原さんの30cmドブがここにあったら、どんなにすごい見え方だろう・・
とわくわくします。

広瀬さんは、他にも挑戦してみようということで、こと座のM57が東の低空にあったので、お勧めしてみました。5分もしないうちにM57もあっけなく導入できてこれから、どんどん活用されることでしょう。

さそり座が東の空から飛び出して来たので、いよいよアンタレスの伴星を・・・と思っていたら、西からうす雲が出てきて、空を覆い始めました。結局、チャレンジできなかったのですが、りょうけん座のαコル・カロリを見せてもらいました。二重星もくっきり分解。
すばらしい星像でほれぼれしちゃいます。夏の火星大接近がますます楽しみです。



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