
現地の原村は標高約1,300mの高原です。昼は暑いですが夜間は冷房がいらない涼しさです。
会場は、建物のそばにメイン会場があり、結構広い広場になっています。そのまわりに店舗スペースがあってメーカーや販売店のテントが並んでいます。そして駐車場兼観望スペースが4段ぐらいのひな壇状になった駐車場になっています。その他、テントスペースがあり、テントの設営が可能となっていました。
昼間は雷が鳴り、強い夕立がありましたが日暮れとともに空は回復し、金星や木星が見えてきました。
望遠鏡を設営していると、私のピンクのシュミカセは目立つのでいろんなヒトがこれは何か?と聞きに来ます。

付近に珍しい望遠鏡が組みあがってきました。傾斜ベンチ状のマウントに角型木製鏡筒、その筒先になにやらモーター制御の平面鏡がついている。もしかして、シーロスタット?
しかし、平面鏡は一枚。実はこれ、鏡筒を天の北極に向けてあり、その筒先に鏡筒の光軸と同一直線上のある軸(赤経軸に相当)に取り付けた鏡があり、この鏡がモータードライブで駆動されているという。このように設置すると、鏡一枚で天体の光を導入できるのだという。
モータと赤経軸は鏡1枚に耐えられるだけの小型のものでよく、実際に追尾に成功したとのこと。
ただし、当日つけられていた平面鏡は得たいの知れないもので精度が悪かった。
ご本人の弁によると、ポーラースタットと名づけているらしい。
この平面鏡をはずし、ドブソニアンモードにすると、20cmF10の長大な惑星専用機となった。
これで見た木星、火星の見え方はすごかった。斜鏡は短径24mmしかなく、15cm鏡のものより小さい。
スパイダーは厚さ0.3mmの燐青銅合金製で非常に薄い。恒星をピンぼけにしてもスパイダーが見えない。
また、十字のスパイクも見えない。木星のまわりにハロが生じていなかった。とにかくコントラストの高い鏡筒だった。私の23cmシュミカセではノンフィルターで見えなかった網状星雲がこの20cmでは確かに見えていた。

この鏡筒、鏡面も研磨されたとのこと。とにかくすばらしい。今度は赤道儀モードでじっくりと観察したいと思った。高精度平面鏡をどうするか悩んでいるとのこと。
本人さんのホームページは、以下のとおり。図解入りでわかりやすい。
http://www32.ocn.ne.jp/~kitakaru_obs/OwnMadePage/polarstatt/polarstatt.html
森部 報告