豊中天文同好会の活動レポート

97.10.15-16 兵庫県、前川さん宅近辺にて...





土星食の観測記です。


 15日中にメールアカウントを持つ豊天のメンバーに観測会の連絡を行い、観測参加者の確認を行いました。で、森部、茶木さん、前川さんの3名で前川さん宅付近の駐車場で観測を行うことになりました。

 15日、23時に前川さんの所に集合し、16日2時30ぐらいまでだべっていました。前川さんの奥様には、食事やおやつなどいろいろお世話になりました。ありがとうございました。

 2時30分ぐらいに観測場所に出かけましたが、かなり厚めの雲が広がり満月がおぼろげに見えます。土星は肉眼では全く確認できません。


 うーん、こんなので観測できるのだろうか? 観測場所に到着してもなかなか観測機材を組み立てる気がわいてこない。しかし、時折雲が薄くなり月の輪郭が見えるようになるので、写真は無理でも観望だけでもできるかも知れないと、組立を開始する。

 組立を行っている最中に森部は、重大な忘れ物をしていることに気が付く。なんと、アイピースのセットとビデオCCD接続アダプターがない。がびーん!!これでは、ビデオ撮影どころか、観望すらできない。ひえーっ!!ところが、地獄に仏とは、よく言った物で前川さんがビクセンのカメラアダプターを一式もっておられたのでこれを借用する。直焦点ならば撮影できるようになった。これでほっと一息。


 肝心の天候の方はというと、潜入の時間になっても月の輪郭すら確認できない状態が続く。しかし、雲の状態は徐々にではあるが回復傾向をしめし、出現時間が迫ってくると、一部雲間に星が見えるようになる。出現時間5分前から3人とも撮影準備にかかり、森部はビデオを回し始める。出現時間になっても残念ながら薄い雲がかかり、土星がどこから出現するのかなかなかわからない。位置角では、この当たりとやまかんで、視野を覗くがなかなか見つからない。ビデオでは倍率150倍相当で大変視野がせまく、もしかすると他の場所から出ているのではという「恐怖感」におそわれる。

 しかたなく、月縁をぐるぐると時計の針のように周回することとなる。4回ほど周回しただろうか?すでに月縁から離れてしまった土星を発見し、「あーっ、もう出てますぅ〜!!」と大声をあげる。あわてて前川さん、茶木さんも月縁を探し始める。「どこ、どこ、どこ〜」と茶木さん。ファインダを覗くと月の上にポチッと土星が見える。「上ですよ〜」と教える。数分を要して前川・茶木両人とも土星を視野にとらえたようだ。こうして、土星が離れて視野からはみ出るまで撮影を続けていった。茶木さんは、フィルムが余っておられたようでしつこく撮影し、30年ぶりの土星食を楽しんだ?

 出現時間から15分は、たったころ空は晴れ渡り、ほとんど快晴状態になりました。空のばかやろー!!と叫びたくなりました。ほんと。


 前川さん宅に戻り、土星の出現しきったビデオをみていたんですが、そうだ、出現のだいぶ前からぐるぐるしていたんだ!!ひょっとすると写っているかも知れないと思いだし、ビデオを巻き戻す。出現時間の1分前から再生すると…。「あった、あった!!」土星が半分ほど出現した瞬間をビデオはとらえていました。ビデオのファインダでは、確認できずに私は、その後も3回ほど周回し、4回目でやっと見つけることができたのでした。笑ってやって下さい。とりあえず、出現の瞬間は逃しましたが、出現しきっていない土星を撮影できたので、面目躍如といったところでしょうか?このビデオは、次回の例会でお見せいたします。みなさんも笑っちゃいますよ。

ps. 前川さんも私も16日は、休んでしまいました。




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